【プロが解説】暮らしに馴染むクリスマスツリーの選び方

こんにちは。浜松市を中心に、”暮らしを起点とした”注文住宅を手掛けているココハウスです。

窓の外にイルミネーションが輝く季節。街がきらめき始めると、「今年は我が家にもツリーを」と考える方も多いのではないでしょうか。

クリスマスツリーは、ただの飾りではありません。空間全体の印象を左右する、インテリアの主役です。
天井高や床面積、家具とのバランス──それらを考慮せずに選ぶと、部屋が窮屈に感じたり、逆に物足りなく映ったりすることも。

今回は、住空間の設計に携わってきた経験をもとに、お住まいに調和するツリー選びのポイントをご紹介します。

クリスマスツリーが飾られているリビング

サイズ別・最適な空間の目安

120cm|コンパクトに、でも存在感は確保

リビングの一角や、ダイニングテーブルの脇など、限られたスペースでも楽しめるサイズ
お子さまと一緒にオーナメントを飾る高さとしても、ちょうど手が届きやすく扱いやすいのが特徴です。

マンションや天井高2.4m前後の空間では、圧迫感なくすっきりと馴染みます。

150cm|バランス感が際立つ定番サイズ

一般的な戸建住宅で最も採用されているのが、このサイズ帯。天井までほどよい余白が生まれ、空間に安定感をもたらします。

ソファやテレビボードとの高さバランスも取りやすく、リビング全体が整った印象に。
迫力と洗練を兼ね備えた、失敗しにくい選択肢です。

180cm|ゆとりある空間で、華やかに演出

天井高が2.7m以上ある、開放的なリビングダイニングにおすすめ
オーナメントやライトをふんだんに飾っても、全体のバランスが崩れにくい大きさです。

家族みんなで協力しながら飾りつける時間も、特別な思い出になるでしょう。上部の装飾には脚立が必要になるため、設置場所の動線確保も忘れずに。

210cm以上|吹き抜けが生む、ドラマティックな風景

吹き抜けのあるお住まいなら、その縦の広がりを最大限に活かせる大型ツリーという選択肢があります。
階段ホールやエントランス、リビング上部まで視線が抜ける空間では、ツリーが立体的なアクセントとなり、住まい全体に特別な雰囲気を生み出します。

商業施設やホテルロビーで見かけるような迫力は、自宅でも再現可能です。
ただし、組み立てや収納スペースの確保が必要になるため、計画的に準備を進めましょう。

高さ別のクリスマスツリー表

ツリー選びで押さえておきたいポイント

天井高との余白を意識する

ツリーのトップから天井までは、最低でも30〜50cmの余裕を。窮屈な印象を避け、上部の装飾も美しく見えます。

家具の高さと揃える

周囲の家具やカーテンレールの高さと比較すると、統一感が生まれます。視線の流れがスムーズになり、空間に奥行きが生まれます。

設置場所の床面積を確認

ツリーのボリュームは上部だけでなく、裾の広がりにも注目。直径1m程度のスペースは確保しておくと、動線を妨げません。

照明との相性を考える

間接照明やダウンライトがある空間では、ツリーのライトアップが一層引き立ちます。夜の雰囲気まで想像して選ぶと、満足度が高まります。

季節を楽しむ、住まいづくりの視点

クリスマスツリーひとつとっても、空間設計の考え方が活きてきます。
天井高や床面積、動線──日常では意識しない要素が、季節の演出では大きな意味を持つのです。

開放的な吹き抜け

これから家づくりを考えている方にとっては、「こんな飾り方をしたい」「この時期をこう過ごしたい」というイメージが、間取りや天井高を決める判断材料になることもあります。

吹き抜けのある開放的なリビング、家族が自然と集まるダイニング、落ち着いた照明計画──それらすべてが、季節の楽しみ方を豊かにしてくれます。

今年のクリスマスが、あなたの理想の暮らしを思い描くきっかけになれば幸いです。

▼【12月開催】完成見学会の詳細はこちらから

木を愉しむ夫婦の家 ─ 吹き抜けがつなぐ、家族時間

開催日:12月6日(土)・7日(日)

開催時間:10:00~17:00

17:00以降平日(12月1日(月)~5日(金))をご希望の方はお問い合わせください。

開催場所:浜松市中央区大平台

▼このお家の完成までを追ったレポートはこちらから

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