既存マンションのリノベーションで後悔しないために|知っておくべき失敗例と注意点

こんにちは。浜松市を中心に、”暮らしを起点とした”注文住宅を手掛けているココハウスです。本日は、既存マンションのリノベーションについて解説いたします。
「今のマンションをもっと自分たちらしい空間にしたい」「子どもが生まれて間取りを変えたい」
そんな思いでリノベーションを検討し始める方は多くいらっしゃいます。
しかし、実際に工事を進めてみると「思っていたのと全然違った」「予算が大幅にオーバーした」「完成後に後悔している」という声も少なくありません。
本記事では、既存マンションのリノベーションを成功させるために事前に必ず知っておくべきポイントを、失敗例・注意点を交えながら詳しく解説します。
ぜひ計画を進める前にご一読ください。
マンションリノベーションの基本|「リフォーム」との違いを正しく理解する
まず、言葉の定義を整理しておきましょう。
リノベーションとは、既存の住まいに対して間取り変更・設備の全面更新・断熱改修など、住まい全体の性能や価値を向上させる大規模な改修のことです。

一方、リフォームは、劣化・損傷した箇所を修繕し元の状態に戻す部分的な工事(クロスの張り替え・設備の交換など)を指します。

この違いを理解せずに「リノベーションをしたい」と業者に相談すると、想定していた工事範囲・費用と大きくずれてしまうことがあります。
まずは「自分たちがやりたいのはリフォームか、リノベーションか」を明確にすることが、計画の第一歩です。
既存マンションリノベーションの失敗例7選
実際にリノベーションを経験した方から寄せられる後悔の声をもとに、代表的な失敗例を紹介します。自分たちの計画と照らし合わせながら読んでみてください。
失敗例1:管理規約を後から確認して計画が崩れた
マンションには管理組合が定める管理規約があり、リノベーション工事の内容に制限が設けられています。
「間取りを大きく変えたい」「おしゃれなフローリングにしたい」と思って計画を進めたものの、後から規約を確認したところNGだと判明し、プランを大幅に修正せざるを得なかったというケースは非常に多く見られます。
- 床材の変更可否(防音等級LL-45以下など規定がある場合が多い)
- 水回り(キッチン・浴室・トイレ)の移動制限
- 窓・玄関ドアの交換可否(共用部分のため原則変更不可)
- 工事時間帯・工期・養生方法の制限
- 工事業者の届け出・承認の義務
管理規約の確認は、リノベーション計画の最初のステップです。 業者に相談する前に、まず管理組合へ問い合わせましょう。

失敗例2:予算を「工事費だけ」で考えていた
リノベーションの費用を「工事費=総費用」と思い込み、後から追加費用が次々と発生して予算オーバーになるケースは非常によくある失敗です。
- リノベーション工事費(内装・設備・間取り変更など)
- 仮住まいの費用(工事中に別の場所に住む場合)
- 引越し費用(工事前後で2回分かかることも)
- 家具・家電の買い替え費用(新しい空間に合わせて購入するケースが多い)
- 諸費用(建築確認申請費・管理組合への申請費など)
特に仮住まい費用と引越し費用は見落とされがちです。工事期間が2〜3ヶ月に及ぶ場合、仮住まいだけで20〜40万円程度かかることもあります。
予算計画は「工事費の1.2〜1.3倍」を目安に余裕を持って設定することを強くおすすめします。

失敗例3:築年数の古いマンションで「見えない部分」の補修費が膨らんだ
築20〜30年以上のマンションでは、スケルトン(躯体だけの状態)にしてみて初めて、配管の老朽化・断熱材の劣化・シロアリ被害などが発覚することがあります。
こうした「見えない部分」の補修は、当初の見積もりに含まれていないことが多く、工事途中で追加費用が発生するリスクがあります。
- 工事前に「インスペクション(住宅診断)」を実施し、建物の状態を専門家に診てもらう
- 見積もり時に「想定外の補修が発生した場合の対応方針」を業者と事前に決めておく
- 築年数が古いほど、予備費を多めに確保しておく

失敗例4:「今の家族構成」だけで設計してしまった
リノベーション当時は夫婦2人だったが、その後子どもが生まれて手狭になった。あるいは、在宅ワークが増えたことで仕事スペースが足りなくなった」。
こうしたライフスタイルの変化を考慮しなかった失敗は後を絶ちません。
リノベーションは完成後に大幅な変更が難しいため、「5年後・10年後の暮らし」を想像しながら設計することが非常に重要です。
- 子どもの誕生・成長(子ども部屋の確保・収納の増加)
- 在宅ワークの普及(書斎・ワークスペースの確保)
- 親の同居・介護(バリアフリー化・動線の確保)
- 子どもの独立後(夫婦2人の暮らしへの転換)

失敗例5:施工業者を「安さ」だけで選んだ
複数の業者から見積もりを取り、最も安い業者に依頼した結果、施工品質が低くアフターフォローも不十分で、完成後にトラブルが続出したというケースは少なくありません。
リノベーションは、完成した後に「やり直し」が非常に難しい工事です。初期費用を抑えようとして質の低い業者を選ぶと、結果的に補修費用・やり直し費用がかかり、総コストが高くつくことがあります。
- 設計〜施工〜アフターフォローまで一貫して対応できるか
- 見積もりの内訳が明確で説明が丁寧か
- 担当者とのコミュニケーションが取りやすいか
- 工事中の進捗報告・現場確認の体制が整っているか

失敗例6:こだわりを詰め込みすぎて使いにくい空間になった
「せっかくリノベーションするなら」とこだわりを詰め込んだ結果、デザインは素敵だが実際の生活では使いにくい空間になってしまったという声もあります。
よくある例として、以下が挙げられます。
- 見た目重視でオープンキッチンにしたが、料理のニオイが部屋全体に広がって困った
- おしゃれなダウンライトにしたが、読書・作業時の手元が暗かった
- スタイリッシュなタイル床にしたが、冬の寒さが気になり、小さな子どもが転びやすかった
デザインと機能性のバランスを保つためには、「実際の生活シーンを具体的にイメージしながら設計する」ことが重要です。
担当者に生活の流れを詳しく伝え、一緒に動線を確認しながら進めましょう。

失敗例7:完成イメージのすり合わせが不十分だった
打ち合わせの段階では「イメージ通り」と思っていたのに、完成してみると思っていた雰囲気と全然違ったというのも、よくある失敗のひとつです。
言葉や平面図だけでは、色・質感・光の入り方・空間の広さ感はなかなか伝わりません。
- 参考にしたい写真やSNS(Instagram・Pinterest)の画像を複数枚用意して共有する
- ショールームで実物の素材・設備を確認する
- 3Dパースや模型などで完成イメージを視覚的に確認する
- 打ち合わせ内容を議事録として記録・共有する習慣をつける

マンションリノベーションを成功させる5つのポイント
失敗例を踏まえたうえで、リノベーションを成功させるために実践すべきポイントをまとめます。
ポイント1:管理規約の確認を「最初のステップ」にする
繰り返しになりますが、管理規約の確認はすべての計画の前提です。規約によっては、希望する工事の大部分が制限されるケースもあります。
確認が終わったうえで「何ができるか・何ができないか」を把握し、そこから設計プランを考えましょう。
ポイント2:総費用を「工事費の1.2〜1.3倍」で計画する
前述のとおり、リノベーションには工事費以外にもさまざまな費用がかかります。資金計画は余裕を持って組み、予備費を確保しておくことが鉄則です。
住宅ローンの借り換えやリフォームローンの活用も視野に入れ、住宅会社に相談しながら計画することをおすすめします。
ポイント3:「今」だけでなく「10年後の暮らし」を想像して設計する
子どもの成長・在宅ワーク・親との同居など、ライフスタイルの変化を見据えた設計を心がけましょう。
「可変性のある間取り」(将来的に部屋を分割・統合できる設計)を取り入れることも、長期的な満足度につながります。
ポイント4:インスペクション(住宅診断)を活用する
築年数の古いマンションは、工事前に専門家による建物診断(インスペクション)を行うことを強くおすすめします。
建物の状態を事前に把握することで、予算計画の精度が上がり、工事途中の想定外の出費を防ぐことができます。
ポイント5:「実績と対話力」で信頼できる業者を選ぶ
リノベーションの成否は、施工会社の技術力・提案力・コミュニケーション力に大きく左右されます。
安さだけで選ばず、施工事例・アフターフォローの充実度・担当者との相性を総合的に判断しましょう。
まとめ:リノベーションの失敗は「事前の準備」で防げる
既存マンションのリノベーションを成功させるためのポイントを改めて整理します。
- 管理規約の確認を計画の最初のステップとして必ず行う
- 総費用は工事費の1.2〜1.3倍で余裕を持って計画する
- 築年数が古い場合はインスペクションを実施し、建物の状態を把握する
- 「10年後の暮らし」を想像しながら間取り・設計を検討する
- 実績と対話力のある業者を慎重に選ぶ
- 完成イメージは写真・3Dパースで丁寧にすり合わせる
リノベーションは、正しい準備と信頼できるパートナー選びがあれば、必ず「理想の暮らし」を実現できるものです。
「何から始めればいいかわからない」という段階からでも、ぜひ一度プロに相談してみることをおすすめします。

既存マンションのリノベーションについて、ぜひココハウスにご相談ください
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