造作キッチンの実例からわかる|手元隠しと造作収納で叶える洗練キッチン
こんにちは。浜松市を中心に、“暮らしを起点とした”注文住宅を手掛けているココハウスです。
注文住宅を検討するとき、間取りや外観と並んで悩むのがキッチンの仕様。
特に「毎日使う場所だからこそ、機能性もデザインも妥協したくない」と感じている方は多いのではないでしょうか。
既製品のシステムキッチンも年々クオリティが上がっていますが、「空間にぴったり合ったキッチンを一から作りたい」というニーズに応えるのが造作キッチンです。
この記事では、浜松市内に建てられた注文住宅の実例をもとに、手元隠しの高さ調整とリビング側の造作収納という2つの工夫にフォーカスして、造作キッチンの魅力と実用性をくわしくご紹介します。

造作キッチンとは?システムキッチンとの違いを整理する
まず「造作キッチン」について簡単に整理しておきましょう。
造作キッチンとは、既製品の規格に縛られず、素材・寸法・デザインをゼロから設計するキッチンのこと。
大工や職人が現場で仕上げることも多く、その空間に合わせた「一点もの」のキッチンをつくることができます。
一方、システムキッチンはメーカーが規格化したユニットを組み合わせる形式。
品質が均一で工期も短く、コストを抑えやすいというメリットがあります。
どちらが優れているかではなく、「何を優先するか」によって選択が変わります。
造作キッチンを選ぶ方に多いのは、「空間全体との統一感」や「自分たちの暮らし方に合った設計」を重視している方という印象です。
実例紹介|浜松の注文住宅造作キッチン
今回ご紹介するのは、浜松市内に建てられた注文住宅のLDKに採用された造作キッチンです。
このキッチン設計のポイントは大きく2つです。こんな思いを持つ方におすすめです。
- リビングからキッチンの手元(作業台)が見えないようにしたい
- キッチン前面をただの壁にするのではなく、収納として活用したい
どちらも「見た目のきれいさ」と「実際の使いやすさ」を両立させたいというこだわりから生まれたアイデアです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ポイント①:手元隠しの高さを「25cm」に設定

なぜ手元隠しが必要なのか
オープンなLDKは開放的で人気の間取りですが、「リビングからキッチンの作業台が丸見えになる」という悩みがセットでついてきます。
料理中の包丁やまな板、洗い物、調味料の容器。来客時や家族がくつろいでいるとき、これらがリビングから目に入ると、生活感が見えてしまいます。
そこで有効なのが手元隠し(キッチンカウンターの立ち上がり壁)です。
高さを25cmにした理由
手元隠しの高さが低いと、リビングで立っている人からキッチンの手元が見えてしまうことがあります。今回の実例では、25cm高く設定することで、
ソファに座った状態はもちろん、リビングで立っている家族や来客からも
キッチンの手元・シンク周辺がほぼ見えない
という状態を実現しています。
高くするとデメリットはないのか?
「高くしすぎると圧迫感が出るのでは?」という疑問が浮かぶかもしれません。
実際には、手元隠しはキッチンカウンターの上に乗る「局所的な壁」なので、天井まで伸びる壁に比べて圧迫感は出にくいとされています。また、素材や色を周囲のインテリアと合わせることで、存在感をコントロールできます。
ポイント②:キッチン前面を造作キャビネットに

「ただの壁」をやめた理由
キッチンのリビング側(前面)は、通常は壁のままで終わることが多いスペースです。しかしこのスペースを有効活用することで、LDK全体の収納力を大きく底上げできます。
この実例では、キッチン前面に造作キャビネット(造作収納)を組み込みました。
造作収納に収納するもの
リビングには意外と細々したものが集まりがちです。
- リモコン類
- 文房具・郵便物
- 子どものプリント・おたより
- ゲームのコントローラー
- マスク・常備薬
これらをすべてリビングの家具に分散させると、どこに何があるかわからなくなったり、テーブルの上に物が積み重なったりしがちです。
造作キャビネットを「リビング小物の指定席」として機能させることで、「片付ける場所がある=散らかりにくいリビング」が実現します。
設計のポイント
今回の造作キャビネットで工夫されている点は以下の通りです。
① 扉はフラットデザインで統一
取っ手を目立たせず、フラットな面で構成することで、生活感を感じさせないホテルライクな印象に。
② 収納内部は仕切りを可変式に
子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせて、棚板の高さを変えられる設計にしています。
造作キッチンのメリット
今回の実例を踏まえながら、造作キッチンのメリットを整理します。
① 空間に合わせたサイズ設計ができる
既製品では対応できない寸法や形状でも、造作なら自由に設計できます。今回のように「手元隠しを+25cm」にするような細かい調整も可能です。
② インテリアとの統一感が出る
フローリングや建具、壁材と素材感や色味を合わせることで、空間の一体感が生まれます。システムキッチンでは出しにくい、空間全体の調和がとれます。
③ 使い方に合わせたカスタマイズができる
収納の深さ、引き出しの数、コンセントの位置など、実際の生活動線に合わせた細部設計が可能。「なんとなく不便」が積み重なりにくいキッチンになります。
造作キッチンのデメリットと注意点
メリットだけでなく、注意すべき点も正直にお伝えします。
コストが高くなりやすい
造作キッチンはシステムキッチンに比べてコストが高くなる傾向があります。
ただ、毎日必ず使う場所だからこそ、機能性とデザインへの投資は暮らしの満足度に直結します。予算配分を検討する際は、キッチンの優先順位を考えてみるとよいでしょう。
施工精度が職人に依存する
造作は職人の技術によるところが大きいため、設計・施工を依頼する会社の実績と技術力の見極めが重要です。完成イメージの共有を丁寧に行ってくれる会社を選ぶことが、後悔しない造作キッチンへの近道です。
後からの変更が難しい
造作は設計段階での決定事項が多く、施工後の変更が難しいため、事前の打ち合わせで「将来の暮らし方」まで見据えた設計をしておくことが重要です。家族構成の変化や収納するものの変化など、数年先のライフスタイルも含めて施工会社と丁寧にすり合わせておきましょう。
造作キッチンを検討するときに確認したいこと
造作キッチンの導入を考えているなら、以下の点を施工会社に確認してみるのもよいでしょう。
- 造作キッチンの施工実績はあるか(実例写真・見学機会の有無)
- 手元隠しや収納の高さをどこまでカスタマイズできるか
- メンテナンスや修繕への対応はどうなっているか
特に、今回の実例のような「細かな高さ調整」や「収納の作り込み」は、施工会社との丁寧なコミュニケーションがあってこそ実現するものです。
「見た目」と「使いやすさ」を両立する造作キッチンの可能性
今回ご紹介した浜松の注文住宅の実例から見えてくるのは、造作キッチンの価値は「デザインの格好よさ」だけではないということです。
- 手元隠しを25cm高くするという小さな工夫が、リビング全体の印象を守る
- 前面を造作キャビネットにすることで、リビングの散らかりを根本から解消する
こうした「暮らし方から逆算した設計」ができることこそが、造作キッチンの最大の魅力です。
注文住宅だからこそ、キッチンも「なんとなく選ぶ」ではなく、「どう使いたいか」から考えると、毎日の暮らしの質を確実に上げてくれます。
造作キッチンを検討されている方は、ぜひ一度、実例を直接見られる機会を探してみてください。写真では伝わりにくい素材感や空間のバランスが、実際に見ることで具体的なイメージに変わります。
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