注文住宅で後悔しないために。収納計画の正しい考え方とは?

こんにちは。
浜松市を中心に、暮らしを起点にした家づくりを行っているココハウスです。
家づくりの打ち合わせで、必ずと言っていいほど出てくるご要望。
「収納はたくさんほしいです」
そのお気持ちは、とてもよく分かります。
ですが設計の視点から見ると、収納計画は“広さ”だけで決めてはいけません。
今回は、注文住宅で後悔しないための収納計画の考え方についてお話しします。
収納は「量」だけでなく「場所」も大事

収納量の確保は、もちろん前提です。
物が収まらなければ、どんなに美しい家でも片付きません。
しかし、同じ3帖の収納でも
・生活動線上にある収納
・動線から外れた収納
・ワンアクションで出し入れできる収納
・奥に入り込まないと使えない収納
では、実際の使いやすさは大きく変わります。
収納計画で大切なのは、「どこで使う物か」から逆算すること。
例えば――
・帰宅後の上着やカバンはどこに置くのか
・洗濯後のタオルはどこにしまうのか
・日用品のストックはどこから補充するのか
暮らしの流れを分解していくと、必要な収納の“位置”が自然と見えてきます。
片付かない原因の多くは、収納不足ではなく
配置のミスマッチです。
「とりあえず大きな納戸」は本当に正解?

プランの段階でよくあるのが、「とりあえず大きめの納戸をつくっておきましょう」という考え方。
確かに安心感はあります。
しかし実際には、
・奥の物が取り出しにくい
・何が入っているか分からなくなる
・物が積み重なっていく
といったケースも少なくありません。
設計では、「集約型」よりも「分散型」の収納を意識します。
使う場所ごとに適切な容量を持たせることで、無駄な移動が減り、片付けのハードルが下がります。
収納は“面積”ではなく動線との関係性で考えることが重要です。
収納計画は“暮らしの可視化”

収納を考えるということは、暮らしを具体的に想像するということ。
・朝の支度の流れ
・洗濯から収納までの一連の動き
・買い物からストック補充まで
この一連の動作を整理していくと、必要な収納のサイズと場所が見えてきます。
さらに、将来の変化も見据えます。
・子どもの成長
・趣味の変化
・季節家電
・防災備蓄
今だけでなく、5年後、10年後も想定する。これが、設計段階で行う収納計画です。
見せる収納と隠す収納のバランス

最近は“見せる収納”も人気です。
ただし設計目線では、空間の役割によって使い分けを考えます。
リビングは、基本的に“隠す収納”。
常に整った状態を保ちやすくするためです。
一方で、趣味スペースや書斎は“見せる収納”が空間の個性になることもあります。
デザインと実用性のバランスを取ること。
これも収納計画の重要な視点です。
収納は、間取りの一部ではなく「暮らしの設計」

収納は、ただのスペースではありません。
どこで着替え、どこで片付け、どこに戻すのか。
この“戻す場所”が明確な家は、自然と整います。
収納計画は、間取りの最後に付け足すものではなく最初に考えるべき設計要素です。
ココハウスの収納計画

ココハウスでは、収納量の確認だけでなく
・現在の暮らし方
・持ち物の傾向
・片付けのクセ
・生活リズム
までヒアリングします。
「何帖ほしいですか?」ではなく、「どんな一日を過ごしていますか?」から始めます。
収納は、家族ごとに正解が違うからです。
収納が整えば、家は自然と整います。
家づくりを考え始めたら、まずは「どう暮らしたいか」を整理してみてください。
その答えの中に、本当に必要な収納の形があります。














