収納は既製品だけ?|キッチンに仕込む、造作収納という選択肢
こんにちは。浜松市を中心に、”暮らしを起点とした”注文住宅を手掛けているココハウスです。
注文住宅を考え始めたとき、多くの方が「収納」について悩まれます。
市販の収納家具も魅力的ですが、サイズが微妙に合わなかったり、空間の雰囲気と馴染まなかったり。
そんな経験はありませんか?
今回ご紹介するのは、キッチンとダイニングの間に設けた造作収納の実例です。

建築時に大工さんや家具職人が現場で造り付ける、オーダーメイドの収納のこと。
空間のサイズにぴったり合わせられるだけでなく、素材や色味、デザインまで自由に選べるのが大きな特徴です。
黒×ブラックチェリーが生み出す、上質な佇まい
この施工事例では、黒のフレームとブラックチェリー材を組み合わせた造作収納を採用しています。
ブラックチェリーは、使い込むほどに深みのある飴色へと変化していく、経年変化が美しい木材。
落ち着いた色味ときめ細やかな木肌が、空間に温かみと洗練された印象を同時にもたらします。
黒のフレームがシャープな印象を添え、全体を引き締めることで、甘くなりすぎない大人の雰囲気に。
木の温もりを感じながらも、洗練された表情を持つ空間が生まれています。

こんなことできる?!収納の特徴
両側から使える、機能的な棚
注目していただきたいのが、収納上部に設けられた棚です。
真ん中で仕切りを作ることで、ダイニング側とキッチン側、それぞれから使える設計になっています。
ダイニング側
黒のシックな飾り棚として。お気に入りの器や小物を飾れば、視線が集まる美しいディスプレイスペースに。
キッチン側
調理中の手元から使いやすい埋め込み棚として機能します。こちらの側面には調理空間に適したステンレスを採用。油はねや水滴にも強く、日々のお手入れも簡単です。
同じ棚でありながら、使う側によって素材を変える。これこそが、造作収納ならではの自由度です。
造作収納ならではのメリット
使う場所に合わせて、素材を選べる
この事例のように、ダイニング側は木材、キッチン側はステンレスと、それぞれの空間の用途に適した素材を面ごとに変えることができます。見た目の美しさと、使い勝手の両立が可能です。
必要な深さに、ミリ単位で調整
既製品の棚は決まった奥行きしか選べませんが、造作なら収納するものや使い方に合わせて深さを自由に設定できます。
ダイニング側は飾るための浅めの奥行き、キッチン側は調味料や調理器具が収まる深さ、といった細やかな調整が叶います。
空間との一体感
壁や床との接合部分も美しく仕上がり、まるで最初から付いていたような自然な印象に。既製品の家具では出せない、一体感が生まれます。
デッドスペースの有効活用
柱や梁、配管などの制約も、ミリ単位でサイズ調整できるからこそ活かしながら、空間を無駄なく使い切ることができます。
暮らしに寄り添う、造作収納という選択
家づくりを始めたばかりだと、「収納は家具を買えばいい」と考えがちですが、空間と一体になった収納を計画段階から取り入れることで、住まいの質は大きく変わります。
特に、キッチンとダイニングの境界にある収納は、日々使う場所だからこそ、機能性と美しさの両方を求めたい場所。
今回ご紹介したような「両側から使える」という発想は、自由にカスタマイズできる注文住宅ならではの工夫です。
注文住宅の魅力は、あなたとご家族のライフスタイルに合わせて、細部まで丁寧に作り込めること。
収納ひとつとっても、使う人の動線、収納するものの量、家族の成長に合わせた可変性など、考えるべきポイントは多岐にわたります。だからこそ、じっくりと時間をかけて、納得のいく選択をしていただきたいのです。
今回ご紹介したキッチン前の造作収納も、住まい手の暮らしを深く理解した上で生まれたデザインです。
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