白いキッチンでは物足りない人へ。ホテルライクな”淡グレージュ”キッチン実例

こんにちは。浜松市を中心に、“暮らしを起点とした”注文住宅を手掛けているココハウスです。

「ホテルライクなキッチンに憧れる」
ココハウスへ来てくださるお客さまからよく寄せられるご要望です。

そんな中、SNSで話題になっているのは、真っ白ではなく、淡いベージュやグレージュを基調にしたキッチン。可愛らしさと洗練された雰囲気が同居する空間は、写真映えするだけでなく、日々の暮らしにもしっかり寄り添ってくれます。

今回は、実際に建てたお家の中から、ホテルライクなキッチンを取り入れた施工事例をひとつご紹介します。見た目の美しさだけでなく、使い勝手まで計算された設計の工夫にも注目してみてください。

ホテルライクなキッチン

TikTokで話題の「ホテルライク×キッチン×白」の空間とは

SNSで見かける「ホテルライクな家」の投稿には、いくつか共通点があります。

ひとつは、色を絞ること。

白・ベージュ・グレージュといった淡い色味だけで空間をまとめることで、生活感を抑えつつ、統一感のある上質な印象をつくり出しています。

色を絞ったホテルライクな空間

もうひとつは、光の使い方です。

天井のダウンライトだけに頼らず、間接照明を組み合わせることで、陰影のあるやわらかな空間に仕上げているケースが多く見られます。

間接照明が美しいホテルライクな空間

こうした投稿が支持されているのは、単に「おしゃれだから」だけではありません。
派手さよりも上品さを求める方にとって、淡い色と柔らかな光でつくる空間は、長く暮らしても飽きのこないデザインだと感じていただいているからかもしれません。

白ではなく「淡いグレージュ」が上品に見える理由

真っ白なキッチンは清潔感がありますが、光の当たり方によっては無機質に見えてしまうこともあります。

一方、淡いグレージュは白に近い明るさを保ちながら、ほんのりとした温かみをプラスできる色味です。

TOTOの「ザ・クラッソ」シルクグレージュ

やわらかさと上品さを両立できるため、「可愛いけれど子どもっぽくない」「高級感はあるけれど冷たくない」という、絶妙なバランスを求める方にぴったりです。

今回の事例で採用したのは、TOTOのシステムキッチン「ザ・クラッソ」のシルクグレージュ。
名前の通り、シルクのようになめらかで上品な質感が特徴で、キッチンパネルにも柔らかな陰影が生まれます。

間接照明が生み出す、ホテルのような余白

このキッチンをより印象的にしているのが、間接照明の使い方です。

天井や壁面に光源を隠すことで、キッチン全体がふんわりとした明かりに包まれます。
直接照明だけでは出せない陰影が生まれ、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。

淡いグレージュのキッチンに間接照明を組み合わせることで、色味の柔らかさと光の柔らかさが重なり合い、写真で見ても実際に立っても「上品」だと感じる空間に仕上がりました。

間接照明を取り入れたキッチン

見た目だけじゃない。計算された動線設計

ホテルライクな空間づくりというと、デザイン面ばかりに注目が集まりがちですが、この事例で特にこだわったのが「使いやすさ」です。

キッチンの背面には、食器を収納するカップボード(食器棚)を設置しています。
ここで課題になりやすいのが、「食洗器の扉とカップボードの扉が干渉してしまうこと」です。
せっかく便利な食洗器を導入しても、開けるたびにカップボードの扉にぶつかってしまっては、毎日のストレスになってしまいます。

そこで今回の事例では、食洗器とカップボードの距離をあらかじめ計算し、両方の扉を同時に開けてもぶつからない配置を実現しました。
忙しい家事の合間でも、スムーズに動ける動線になっています。

生活感を隠す、ゴミ箱収納のひと工夫

キッチンの美しさを保つうえで、意外と見落とされがちなのがゴミ箱の置き場所です。
生活感が出やすいアイテムだからこそ、置き場所ひとつで空間の印象は大きく変わります。

今回の事例では、キッチン背面のカップボード下に、ゴミ箱がぴったり収まるスペースをあらかじめ計算して確保しています。分別用のゴミ箱を並べても圧迫感がなく、来客時にもさっと目隠しができる設計です。

ゴミ箱がピッタリはまるように設計されたカップボード

見せる収納と隠す収納をバランスよく使い分けることで、写真映えする美しさと、毎日の暮らしやすさの両方を無理なく叶えることができます。

ホテルライクなキッチンづくりで押さえておきたいポイント

今回の事例を踏まえると、ホテルライクなキッチンを検討するうえで意識したいポイントは、次の3つに整理できます。

  • 色は「白一色」ではなく、淡いグレージュなど陰影が出る色を選ぶ
  • ダウンライトだけに頼らず、間接照明を組み合わせて空間に奥行きを出す
  • 食洗器やゴミ箱など、生活感が出やすい部分こそ寸法から計算して配置する

見た目の統一感と暮らしやすさは、どちらも事前の計算によって実現するものです。間取りやキッチンプランを検討する段階から、こうした視点を取り入れておくことがおすすめです。

写真映えと暮らしやすさ、両方を叶えたキッチン

淡いグレージュと間接照明でつくる上品な雰囲気、そして食洗器やゴミ箱の配置まで考え抜かれた動線設計。この二つが揃って初めて、「ずっと使いたくなるホテルライクなキッチン」が完成します。

デザインと機能性はどちらか一方を選ぶものではなく、両方を丁寧に積み重ねていくことで実現できるものです。もしキッチンづくりで「見た目も使い勝手も妥協したくない」とお考えの方は、今回のような細部の工夫をぜひ参考にしていただけると幸いです。


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菊池

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