注文住宅のテイスト種類を一覧で紹介|選び方のポイントと人気スタイル6選
注文住宅を検討していると、「どんな家にしたいですか?」と聞かれる場面が必ずあります。そこで出てくるのがテイスト(インテリアスタイル)という概念です。
テイストとは、家全体のデザインの方向性・世界観のこと。
外観の雰囲気、内装の素材感、家具や照明のスタイルに至るまで、「一本の軸」として家づくり全体を統一するものです。
建築やインテリアの世界では、このテイストを「スタイル」「テーマ」と呼ぶこともありますが、意味はほぼ同じです。
今回は注文住宅でよく採用されるテイストを一覧でまとめて紹介いたします。あなたの好きなテイストはありますか?

テイストを決めておくメリットとは?
「なんとなくおしゃれな家にしたい」という気持ちはあっても、テイストを明確にしないまま家づくりを進めると、あとから後悔するケースが少なくありません。
① 迷いが減る
床の色・建具の素材・照明のデザイン・カーテンの質感など。
注文住宅では決める項目が多数に及びます。テイストという軸があると、「この空間に合うか、合わないか」で判断できるため、打ち合わせがスムーズに進みやすくなります。
② 統一感のある空間になる
テイストがバラバラだと、完成後に「なんとなく落ち着かない家」になりがちです。
素材・色・形の方向性が揃うと、空間全体に一体感が生まれます。
③ 家具・インテリア選びが楽になる
引っ越し後も、新しいソファを買う・ラグを替えるといった場面でテイストが判断軸になります。「このスタイルに合うか」がわかっていれば、ショッピングの失敗が減ります。
注文住宅の主なテイスト6種類
ここからは、代表的なテイストを一つずつ紹介します。それぞれの特徴と、「こんな方に向いている」というポイントも添えているので、自分たちのイメージと照らし合わせてみてください。
ナチュラル

木・石・植物など、自然素材を主役に据えたスタイルです。素材そのものの色と質感を生かした温かみのある空間が特徴で、日本の住宅では最も多く採用されるテイストのひとつです。
主な特徴
- カラー:ホワイト・アイボリー・薄いベージュ・生成り
- 素材:無垢材(オーク・パイン・ヒノキなど)、珪藻土、漆喰、亜麻リノリウム
- 空間づくりのポイント:低めの天井・やわらかい照明・観葉植物との相性が良い
- 外観:木板張り・ガルバリウム×木の組み合わせ

小さな子どもと暮らす家庭に人気が高く、「素足で歩いても気持ちいい家にしたい」「長く住むほど味が出る家にしたい」という方向けです。アレルギーや健康を意識して素材選びにこだわる方にも選ばれています。
シンプルモダン

「余計なものを一切入れない」という潔さが特徴のスタイルです。ホテルライクよりも素材感の主張を抑え、機能美を前面に出したクールな空間です。
主な特徴
- カラー:ホワイト・グレー・ブラック(無彩色が中心)
- 素材:スムースな壁紙・鏡面仕上げ・ガラス・金属
- 空間づくりのポイント:ラインをそろえる、収納は全て隠す、グリッドデザイン
- 外観:キューブ型・片流れ屋根・窓を整列させたフラットなデザイン

「流行に左右されず、10年後も古びない家にしたい」「生活感のない家に憧れている」という方に向いています。ホテルライクとの違いは、素材の華やかさよりも「線と面の美しさ」を重視する点にあります。
ホテルライク

「家にいながら、ホテルにいるような上質な時間を過ごしたい」という方に選ばれているのが、ホテルライクスタイルです。
ホテルライクの特徴は、とにかく「余白」と「素材感」にあります。
白・グレー・ブラックを基調としたモノトーンの配色、石材・タイル・アイアンといった上質な素材を随所に取り入れ、装飾を極力なくした洗練された空間をつくります。
主な特徴
- カラー:ホワイト・グレー・ブラック・ベージュ系
- 素材:大理石調タイル、フロートガラス、マットな金属、間接照明
- 空間づくりのポイント:生活感を隠す収納設計、水平ラインを強調した家具
- 外観:シンプルなキューブ型・軒の深いフラットルーフが多い


整理整頓が好きで、すっきりとした空間を日常的に保てる方。家をリラックスの場として大切にしたい方に特に支持されています。
ココハウスで人気のテイスト
ホテルライクは、ココハウスにご相談いただく方の中でももっともお問い合わせの多いスタイルです。
「賃貸では絶対に実現できない空間を」という思いで選ばれる方が多く、素材選びや照明計画にとことんこだわった実例が多数あります。
インダストリアル(ブルックリンスタイル)

ニューヨーク・ブルックリンの倉庫街をルーツに持つ、無骨で洗練されたスタイルです。「おしゃれ」と「カッコいい」が共存する唯一無二の世界観が、根強い人気を集めています。
コンクリートや鉄骨、古材といった「経年変化する素材」をあえて見せることで、工場や倉庫が持つリアルなテクスチャを室内に取り込むのがこのスタイルです。
主な特徴
- カラー:グレー・ブラック・ブラウン・錆色
- 素材:レンガ、コンクリート打ちっぱなし、古材・足場板、アイアン、むき出しのダクト・配管
- 空間づくりのポイント:天井を高く取る、構造材・設備を見せるデザイン
- 照明:フィラメント電球(エジソン球)、ペンダントライト

「人と同じインテリアは嫌」「男前インテリアが好き」「アウトドアやDIYが趣味」という方に刺さるスタイルです。ラフさと洗練さが同居しているため、夫婦どちらにも支持されやすい傾向があります。
2025年7月、ブルックリンスタイルの新邸が完成します
2025年7月、インダストリアル(ブルックリンスタイル)の新しいお家が完成予定です。完成に合わせて完成見学会を開催する予定ですので、「実際の空間を体感してみたい」という方はぜひご検討ください。詳細は決まり次第、お知らせいたします。
北欧スタイル

スウェーデン・デンマーク・フィンランドなど北欧諸国のライフスタイルから生まれたスタイルです。機能的でありながら温かみがあり、「暮らしやすさ」と「デザイン性」を高い次元で両立しているのが最大の特徴です。
主な特徴
- カラー:ホワイト・グレーに差し色(マスタードイエロー・テラコッタ・セージグリーンなど)
- 素材:明るいオーク材、ウール・リネン素材、陶器
- 空間づくりのポイント:温もりと機能性の共存、テキスタイルを豊かに使う
- 照明:複数の低めの照明を組み合わせた「層のある明かり」

「おしゃれだけど生活しにくい家は嫌」「家族が自然と集まるリビングにしたい」という方に向いています。子育て世代にも人気が高く、家具のラインナップも充実しているため取り入れやすいスタイルです。
ジャパンディ

北欧の「機能美」と日本の「侘び・簡潔さ」を融合させた、比較的新しいスタイルです。「Japandi(ジャパンディ)」という言葉は、Japan(日本)とScandi(スカンジナビア)を組み合わせた造語で、欧米のインテリア業界でも近年注目を集めています。
北欧スタイルと似ていますが、より彩度を落とし、余白と静けさを前面に押し出すのがジャパンディの特徴です。装飾よりも「何を置かないか」を大切にする、日本の美意識との親和性が高いスタイルです。
主な特徴
- カラー:オフホワイト・グレージュ・テープ・深いネイビーや墨色をアクセントに
- 素材:ダーク系の無垢材、竹・籐・麻などの自然素材、和紙・陶器
- 空間づくりのポイント:左右非対称のバランス、床座を取り入れた低めの目線、フォーカルポイントを絞る
- 外観:漆喰×ダーク木材の組み合わせが映える

「北欧は好きだけど、もう少し落ち着いた雰囲気にしたい」「和の要素も取り入れたいが、純和風は違う」という方にぴったりです。流行を超えた静かな上質感を求める方に支持されています。
テイストを選ぶとき、気をつけたいこと
テイストを決める際に参考にしてほしいポイントをまとめます。
① PinterestやInstagramは「切り抜き集め」から入る
自分の「好き」を言語化するのが難しい場合は、まずSNSで気になる画像を100枚程度保存してみてください。共通点が自然と見えてきます。
② 「好き」と「暮らしやすい」は別物
たとえばホテルライクは「見せる収納」より「隠す収納」が基本です。ものが多い家庭には、収納計画を十分に練る必要があります。あこがれのテイストと、実際の生活スタイルの両立を設計段階でしっかり相談しましょう。
③ 外観と内装のテイストは合わせる
外はナチュラル、中はインダストリアル、というような組み合わせは統一感が出にくいことがあります。外観・内装・インテリアを一気通貫で相談できる会社を選ぶことが大切です。
④ 「好きな空間」を実際に体感する
写真と実際の空間では、素材の質感・光の入り方・スケール感がまったく異なります。完成見学会やモデルハウスを活用して、自分の目と体で確かめることを強くおすすめします。
自分たちの「好き」を軸に、テイストを決めよう
注文住宅のテイスト(種類)は、家づくりの方向性を決める最初の大切な一歩です。今回紹介した6つのスタイルをおさらいします。
| テイスト | 雰囲気のキーワード |
|---|---|
| ホテルライク | 上質・洗練・非日常 |
| インダストリアル(ブルックリン) | 無骨・カッコいい・個性 |
| ナチュラル | 温もり・自然素材・健康 |
| シンプルモダン | 機能美・清潔感・普遍性 |
| 北欧スタイル | 心地よさ・機能美・温もり |
| ジャパンディ | 余白・静けさ・上質 |
「どのテイストが自分たちに合うかわからない」という方も、ココハウスでは初回の打ち合わせから一緒に整理することができます。お気軽にご相談ください。
また、2025年7月完成予定のブルックリンスタイルの完成見学会では、実際の空間でそのテイストを体感していただけます。詳細は近日公開予定ですので、ココハウスのSNSやLINEをフォローしてお待ちください。
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菊池




















